今回は以下のプログラムの書き方を解説していきます。
整数型変数 n を定義し,1 以上の値をキーボードから入力して,1 から n までのすべての整数の積を求めるプログラムを作成せよ.
サンプルコードと実行結果
整数型変数 n を定義し,1 以上の値をキーボードから入力して,1 から n までのすべての整数の積を求めるプログラムを作成せよ.
サンプルコード
コードは以下の通り (/**/で囲まれた部分は説明文のためコードではないです)
#include<stdio.h>
int main(){
/*整数型変数nを定義*/
int n;
/*合計値を格納する整数型変数sumを定義*/
int sum=1;
/*システム制御用の整数型変数iを定義*/
int i;
/*数値をキーボードから代入*/
printf("1以上の数値を入力してください\n");
printf("入力:n=");
scanf("%d",&n);
/*1~nまでの整数の総和を求める*/
/*forループ,またはwhileループを利用する*/
/*iは1から始まり1ループ終わるごとにiは+1される*/
for(i=1;i<n+1;i++){
/*sumにiを足していく*/
/*sum*=iとsum=sum*iは同じ挙動をする*/
sum*=i;
}
printf("出力:sum=%d",sum);
return 0;
}
実行結果
実行結果は以下の通り
1以上の数値を入力してください
入力:n=5
出力:sum=120
補足説明を以下でしていきます。
繰り返し処理の挙動
上記のプログラムの繰り返し部分を解説します。
for文による繰り返し
以下のページでwhile文とfor文の解説をしています。
![](https://gmeblo.com/wp-content/uploads/2022/08/4b56633bf8566cec9e575429b6eb67c3-160x90.jpg)
[C言語]1からnまでの整数の総和を求めるプログラム(while/for解説)
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サンプルコードの挙動
まずsumの初期値を1とします(0にしてしまうと何を掛けても0なので注意)
繰り返し変数 i の初期値を1にします(sumに1から順に掛けていくため)
条件式は i < n + 1 にします
(例えば、5までの積を求めたい場合 n = 5 の時に条件を満たさなければループに入らないため、条件式は 5 より 1 多い i < 6 となります)
ここからfor文のループに入ります
- sumに i を掛けていきます(1回目は sum = 1 , i =1)
- i が ++ (+1と同じ意味)されます
- i < n + 1 を満たしていれば再びループに入り、1に戻ります
- i < n + 1 を満たしていないときループを抜けます
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