今回は以下のプログラムの書き方を解説していきます。
キーボードから二つの整数 a,b を入力し,繰り返し処理と足し算のみを利用して a×
b を計算するプログラムを作成せよ.ただし,a, b が負の数の場合には,0 以上の値が入力されるまで入力処理を繰り返すこと.
整数の正負判定と、負だった場合の繰り返し入力処理では二つの書き方を紹介します。aとbそれぞれ異なるコードで読み込みます。
サンプルコードと実行結果
キーボードから二つの整数 a,b を入力し,繰り返し処理と足し算のみを利用して a×
b を計算するプログラムを作成せよ.ただし,b が負の数の場合には,0 以上の値が入力されるまで入力処理を繰り返すこと.
サンプルコード
コードは以下の通り (/**/で囲まれた部分は説明文のためコードではないです)
負だった時の繰り返し入力処理を、aとbそれぞれで2パターン紹介します。
#include<stdio.h>
int main(){
/*整数型変数a,b,cを定義*/
int a,b,c;
/*整数型変数iを定義*/
int i;
/*a,bの数値をキーボードから代入*/
/*do-whileを利用した書き方*/
do{
printf("入力:a=");
scanf("%d",&a);
}while(a<0);
/*while無限ループを利用した書き方*/
while(1){
printf("入力:b=");
scanf("%d",&b);
if(b<0){
printf("0以上の数値を入力してください.\n");
}else{
break;
}
}
/*c,iを初期化*/
c=0;
i=0;
while(i<b){
c+=a;
i++;
}
/*結果を表示*/
printf("出力:a × b = %d\n",c);
return 0;
}
実行結果
実行結果は以下の通り
入力:a=4
入力:b=6
出力:a × b = 24
入力値が負の値だと
入力:a=-4
入力:a=4
入力:b=-6
0以上の数値を入力してください.
入力:b=6
出力:a × b = 24
do-whileでも「0以上の数値を入力してください.」といったアナウンスを入れることもできますが少し面倒です。while無限ループの方が細かな条件を組み込みやすいです。
繰り返し処理(for/while)の解説
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